現実と理想の塩梅
結婚式で始まり
葬式で終わる
ヤンヤンを取り巻く大人たち、大人になっていく姉。普遍的で共感出来たり、ハッとする瞬間があるからこそ
純粋すぎるヤンヤンの存在が
とてつもなく眩しくて眩…
このレビューはネタバレを含みます
フィルムで見れた感動。
映画=人生と言わしめるような遺作にしては出来過ぎな作品。
同時間で、場所は違えど並び合う男と女に高揚しないわけがない。
雷が落ちたような初恋も。
時間と記憶の中で、日々人は生…
『恐怖分子』でも感じたが、エドワード・ヤンの感性は都市人のそれなのだと思う。『ヤンヤン~』で印象的なのは、窓ガラスに人物の顔が反射し、外の景色と重なり合うショットが度々出てくること。都会の雑踏のなか…
>>続きを読むヘルニア、坐骨神経痛になってから1ヶ月以上映画を観ていなかったのだけれど、この特集だけは行きたかったので久しぶりの映画館。
淡々としたショットはやはりエドワード・ヤンのものだし、相変わらずゾクッとす…
家族を描いている映画は往々にしてその内の1人に感情移入しがちだけど、この映画では不思議と誰の気持ちも受け入れられました。
伝えたいことは多分とてもシンプルなんだと思う。人は自分自身で人生を複雑化させ…
ヤンヤンとその家族におこる、さまざまな、けれども普遍的な人生の出来事を、淡々と、時に美しく切り取った群像劇。
真実の半分、前の部分しか人間は知ることができない。
しかし、だれかがいてくれれば、見てく…