ヤンヤン 夏の想い出に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)- 72ページ目

「ヤンヤン 夏の想い出」に投稿された感想・評価

TH

THの感想・評価

4.8

まず全てのカットがポスターアートのように完成されまくっていてその美しさにビビった。

上手く言葉が見つからないけれど、登場人物の心情や様々な比喩を重ね、とてつもなく深い思慮で、人生の何気なさを誠実に…

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映像でなにかを語るということは、きっとこういうことなのだろう。物語だけを抜き出せば、そこにあるのはお互いを分かり合えない人々の孤独であり、すれ違いであり、そして生と死である。トーンはけして明るくない…

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台湾、エドワード・ヤン監督の遺作。
父親、娘、息子、などの群像劇的な映画。
特筆すべきは映像表現。
同監督の「恐怖分子」を観た時にも思ったけど、構図や色使いが尋常じゃない。
ス

スの感想・評価

4.5
登場人物はもちろん画面に映るあらゆるものに対する距離感が本当に絶妙で、この監督は何もかも見透かしているのではないだろうかと恐ろしくなる。

数年ぶりに鑑賞。好きだ。

軌道なき家族映画。祖母が倒れ、「母」を失った3人がそれぞれの初恋と対峙しながら、互いにまるで干渉し合わないのが潔い。運命や縁なんてロマンチックな言葉とはかけ離れたところに…

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とーてーも好き。
特にヤンヤンの物語、ってよりはその家族たちの一夏の模様って感じでヤンヤン(幼い男の子)はそれを見守る感じ。1番関わってないようで本当は1番読取ってる。感じ取ってる。そのそれぞれの人…

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Maiko

Maikoの感想・評価

4.8

結婚式に始まりお葬式で終わる、大きな半円を描く静かな時間の中に大切なことがたくさん詰まった作品。それぞれの初恋のみずみずしい気持ちとビターな行方に胸がぎゅっとなる。ショッキングな事件の後に少年の心を…

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弟二郎

弟二郎の感想・評価

4.3

イッセー尾形が神。立ち振る舞いから言い回し、間、鳩との絡みに至るまで一分の隙もなく。画面の片隅に映り込むだけで画の味を一変させるが如き圧倒的な存在感。雷わろた。日本。つるやホテルに泊まりたい。やっぱ…

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t

tの感想・評価

4.2

2016年1本目。
原題通り、一人では見えないが、二人なら見えてくる幾つかの事実。ヤンヤンは主人公というか、父親や姉にその気付きを与えてくれる触媒として機能している。
監督の人生論や映画論が登場人物…

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kunou

kunouの感想・評価

5.0

押し付けがましくもなく素っ気なくもない、絶妙な距離感から語りかけてくる『ヤンヤン 夏の想い出』は、想いや悩みを抱きながら都市で生きている人々をエドワードヤンの暖かく優しい視線を持って描くことで、未来…

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