エドワード・ヤンのダイアログが好きです。
サブキャラクターたちがぶっ飛んでる。
何かが起きそうで起こらずに起こる、
そのギリギリ感がすごく優しい。
ちなみに女性がぶっ飛びがちなのは
国民性なのか、トラウマなのか。
「真実は半分しか見えないことはあるのか」
「映画が発明されたことで人生は3倍になった」
忘れられません。
そして、建物が入る風景が本当に綺麗。
オークラ、つるや、校庭にベランダ。
それぞれの始まりと終わり。
人生のこれからとその後。
対比に気付いた時、ああなんて素敵な映画なんだろうと思わずにいられませんでした。
始終ちりばめられるユーモアも、観客により一層寄り添うのに一役買っているかも。
監視カメラとか。かわいかった。
「何もない」と嘆くことと後悔、
青春のやり直し。
昔の恋人と語るあの頃の話って
あの頃と同じ熱量の気持ちがないからこそ素直に話せる。
人生って、映画って
面白い。