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ヤンヤン 夏の想い出のしのレビュー・感想・評価

ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)
3.5
家族が多いはずなのに、みんな家以外の居場所を探している。
8歳のヤンヤンから見た大人達の群像劇。
長い、ちょっと退屈になった場面もあるけど子どもらしいけど核心を付いてくる疑問や言葉にドキッとする。

結婚式は本人や周りの大人達にとっては幸せなものだけど、子どもにとってはよく分からない儀式の様なもの。

親が知り合いと会って立ち話している時の、自分の居場所の無さや時間の感じ方を今作でずっと感じていた。


倒れた祖母の原因が少しでも自分にあると思い、罪悪感と後悔にうなされるティンティン(姉)
今更どうにもならない事に対する罪悪感。

会話以外で、物語を想像させるのが凄く上手いなと思った。センスが凄い。ちょっと羨ましい。

ヤンヤンの学校や生活でされていることは、結構深刻な事なんじゃないの?
大人だれか助けてあげてよ

カメラで人間の後頭部を撮る奇才
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