この映画を観る予定の人は是非、あらすじ等の事前情報無しで観てほしい。
事前情報ゼロでこの映画を観ればどんな展開になるのか、鬱展開なのか共感性羞恥感じまくりのハラハラ展開なのかお涙頂戴の感動物語なのかわからず、緊張感のある鑑賞ができる。
エドワード・ヤン監督の映画は初めて観たが、少なくともこの映画に限っていえば
・光と影の使い方が味わい深い
・ガラスへの映り込みを意図的に使っている(撮影陣が映らないように撮るのは難しいのでは?)
・BGM的な劇伴音楽がないため、劇中で何か起きても笑うシーンなのかシリアスなシーンなのかわからず緊張感がある(あったかもしれないけどほとんどなかった)
・含蓄のある、考えさせられる台詞が多い
という作風で実に味わい深い映画であった。