私が信じたい/信じているものが詰まっていた。
「お互い何が見えているか分からないとしたら、どうやってそれを教えあうの?」
人間は絶対的に"独り"だ。それでも「自分では見られないでしょ」と言って背中の写真を撮る様な優しさは、いつだってばらばらなものを見ている人間を繋ぐ希望。ばらばらで違うものが見えているからこそ面白いはずだ。だから写真を撮って教え合おう。
だけど世界は、そんな鋭さと優しさの眼差しを持った人にこそ厳しくて絶望したくなる。でも、やっぱりその眼差しこそが正しい。その瞳でこそ世界の美しさに気づける。諦めさえしなければ、夢とは違うこの酷い現実も、美しいんだって分かるはずだ。
人生が3倍になる様な映画や音楽もある。私も君も世界の見え方を変えてくれる出会いを知っているでしょう。何度でも美しい夢を観て、現実の美しさを教えてもらって生きていこう。
全員が生きて(活きて)いてそれぞれに走るストーリーラインも、ショットも素晴らしかった。