けーてぃー

ヤンヤン 夏の想い出のけーてぃーのレビュー・感想・評価

ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)
4.3
ぱっと見瑞々しい一夏ものなのだが初恋と失恋から病に倒れる高齢期まで人生が映っている
結婚式出産から始まって葬式で終わる
「映画は人生を映す鏡だ」とか、「映画が発明されて人生が3倍になった」とセリフで言われる通りの作品に思える
ランニングタイムは長いが悠長には感じない 不思議と見ていられる、じんわり染み渡る感覚がある

恋愛時代に続いて名台詞の応酬 特にヤンヤンと大田が本質をついているように思えた
なぜ人は初めてを恐れるのか?などどれも素晴らしい
またギャグも小気味よく、先生も人間だ!のシーンと出産祝いパーティーの地獄絵図修羅場は自分も周りも爆笑が起きていた

個人的に恋愛時代の方がより好みだっただけで、本作も十分良い作品である事は間違いない