ヤンヤン 夏の想い出のGMFのレビュー・感想・評価

自分の乏しい映画経験で語るなら小津の「東京物語」や成瀬の「流れる」のように淡々と物語を綴って人生の全てを描いてしまったような傑作
人生は手がつけられなくてどうにもならないが、大袈裟なものでもないと教えてくれる。
エドワード・ヤンは恐怖分子に続き2作目だが、この監督の作品のカメラはやたら冷徹で怖く感じるんだけど映画には確かに体温が息づいていて、演出にわざとらしさが無く、映画を観るという原初的な楽しさを感じさせてくれる稀有な存在だ