僕の大好きなひと夏映画。
しっかり群像劇なので、終盤までヤンヤンにはあまり主人公感がない。
アーバンな感じと編集のテンポ、音の演出がめっちゃ森田芳光感。余裕で2022年の今観ても色あせない現代感。…
今回も勝手な考察を並べながらダラダラと長い感想を述べています。たくさんネタバレも含まれていますので、まだ今作をご覧になられていない方はご注意ください。
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冒頭は…
後ろ姿の写真を撮るヤンヤンの伏線回収に鳥肌が立った。終わり方が綺麗。またミンミンがおばちゃんに話すことの繰り返しの日々に「わたしには何もない」と言って涙を流すところに悲しみを感じた。本当に素晴らしい…
>>続きを読む好きなカットがいくつかありました。
主役キャストのティンティンの友達リーリーが、彼女のお母さんと英語教師の不倫現場を見つけるシーンで、近くにいたティンティン目線のカットに変わった時にリーリーのでっか…
Daddy, I can’t see what you see and you can’t see what I see.
How can I know what you see?
みんな時に間違…
ヤンヤンを通して語られるメッセージに一々泣けます。
お父さんの"あんたがいない間に青春をやり直してみた。
戻ったらああしたい、こうしていればと思っていたけど
結果は同じ。
結局人生は一回でいい"って…
観ている私が、この人はいまどんな気持ちなんだろうと想像する余白のカットこそ、ヤンヤンが(監督が)写す「自分では見えない後ろ姿」で、それを観ている私にもまた後ろ姿がある 映画は人生を三倍にする
とか…