打ちのめされたってわけじゃないんだ。けれどなんでだろう、この身体の底からじわじわと感じる温かさは。観終わった後の充実感が染み渡ってきて、このまま映画館を出てしまうとそれが失われてしまうという惜しさす…
>>続きを読む(35mm)恋愛時代やクーリンチェはそれほどハマらなかったが、これは良かったなあ。なんだか人生のエッセンスが詰まっているかのようだった。人生をやり直す必要はない…酸いも甘いも噛み分けて、そうやって肯…
>>続きを読む映画館にて鑑賞。
同監督の『恋愛時代』が大人のこじれた恋愛を描いているのであれば、本作は世代を越えた恋愛が描かれていたように思う。
ヤンヤンが年上を少し意識しだしてみたり、ティンティンの複雑な人間…
「ヤンヤン 夏の思い出」のショットは淀みなく雄弁である。
ガラスの持つ反射機能によって達成される正面と横顔、正面と背中を同居させたショットは、
人を邪魔しまいとする配慮と、自分は見られていないという…
エドワード・ヤンの集大成。
フィルムで。映画館でみれてよかった。
すべてが詰まっていた。
「お互い何が見えているか分からないとしたら、どうやってそれを教えあうの?」
結局、誠実さとは何かなんだろ…