GaPTooth

北海の子のGaPToothのネタバレレビュー・内容・結末

北海の子(1938年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

( 」゚Д゚)」Excellent!!

初夏のアラスカが舞台。
川を上る無数の鮭。
その鮭を狙う熊の親子。
子熊の鮭を狙って襲う鳥たち。

鮭の遡上中、ジムたち漁師は仕事に追われる。当然、缶詰工場の生産は追い付かず、氷山の氷で鮭を保存することになる。
その氷山を切り崩す作業が楽しい♪思い思いに好きな台詞を大声で叫んだり、歌ったりする♪

若きヘンリー・フォンダか最高にカッコいい💕

タイラーのあとを追うアシカのスリッカーがお利口さん。

誰もレビューしていないので、ラストを伏せて若干詳しく書いちゃいます。

物語の主人公は、
アラスカで真面目に鮭漁に取り組み「缶詰工場」を経営するジム。
そして、北極シトカでアザラシ漁で一儲けして帰ってきたタイラー。

ジムとタイラー。
二人は幼い頃からの親友で、友情の印として、ジムは10セント硬貨をタイラーはナイフをお互いに交換していた。

新聞社社主ウインディの娘ダイアンが帰ってきてからはダイアンを巡る恋敵として競い合う二人だが、タイラーにはニッキーという恋人がいるから、圧倒的にジムが有利に。

先住民の儀式。
初夏になると生まれた川に戻ってくる鮭を捧げて収穫を神に感謝する先住民たち。

ジムの"仕掛け"を荒らして魚を横取りしている海賊漁船の船長レッド・スケインは、タイラーに「自分と手を組んでジムの"仕掛け"で荒稼ぎしよう」と唆す。

スクーナー船の支払い期日が迫っているタイラーは、ジムの"仕掛け"から鮭を盗み売りさばこうとしているところをジムに見つかり咎め立てされる。

『"仕掛け"に無断で侵入した者は処刑する』という警告は、これまではただの脅しだったが、今年は実行することになっていた。

仕掛けに侵入した者を捕らえに来たジムたちを見て、レッドたちは逃走するが、レッドの部下2人は取り残される。

警告通りに処刑した2人の遺体を、レッドの元に運び込んだジムは、そこでタイラーがいるのを見て「ここで会いたくなかった」と言い捨てて立ち去る。

さて、ジムの誕生日。
"仕掛け"6つのうちの3つが切られて漂流する事件が発生。レッドの仕業。漁師仲間のレフティが頭を打って死亡してしまうが、これも事故に見せかけたレッドの仕業。

もう許せない!と銃を持って取り締まりに"仕掛け"に向かうジムたち。

タイラーは、レッドの片棒を担いだ上に捕鯨砲でジムたちの船を攻撃してしまう。
「砲手を狙え!」という声に反応したジムは、砲手がタイラーであることを知り呆然とするが、法を遵守するために、已む無くタイラーを撃ってしまう。

タイラーが北極シトカに行ったと思い込んでいるニッキーは、タイラーから預かっていたジムへの誕生日プレゼントを渡すが、ジムから「タイラーを撃った」と聞かされて泣き崩れる。

瀕死の重症を負ったタイラーを介抱するジムの心の内はいかほどか。

ジムの中で『レッドがタイラーを誘わなければ』という思いが渦巻くなか、当のレッドが平気な顔でジムの前に現れる。

終盤の"三竦み"
ジム タイラー レッド

ここからの流れは涙なしには見られない。
タイラー、一世一代の大芝居(*T^T)
そして...

あーもうー号泣したー😭😭😭💦
GaPTooth

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