2012年”Prometheus”。「エイリアン」の前日譚、というか語り直し。まあカーペンター師匠もやってるし。シチュエーションと展開とキャラ顛末がほぼ同じで、物語上の設定時間と宇宙人（エンジニア）と生物兵器（エイリアンα版）のデザインがちょっと異なり、映像技術は最新。プニュプニュした操作ボタンで動作するホログラムが面白く、残存思念みたいなのをデヴィッドが視覚化したのかと思ったが、元々の記録ログのようだ。「アラビアのロレンス」監督名から取ったのか。ウェイランド社オーナーもロレンス役者名ピーター。なんでバリバリメイクなんだ？老俳優でも良いのに。この親子の存在がオリジナルよりも「禁断の惑星」色を強めてる。タコ型は大きいのより小さいのが気持ち悪い。なんぼ大丈夫と思っても異星でヘルメット取らないだろ。火で炙って雑菌消滅って地球か。大きな”C”とプロメテウス号が衝突、これは受精にも思える。サー・スコットは独特の神解釈を映像化する監督。大仰に見せかけてしっかりアホみたいなB級SFの味は残しており、あなどれん。観た日の夜、両生類や昆虫が出てくる夢を見たので加点。
