おにっく

プロメテウスのおにっくのネタバレレビュー・内容・結末

プロメテウス(2012年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

謎が謎のまま結末を迎えるエイリアンの前日譚となる作品。
エイリアンを創造したのは人間の祖になった人間?で、結局エイリアンは生物兵器だったというオチ。

人間の祖、映画ではエンジニアと呼ばれているがこいつらに会うためにはるか遠い星へたどり着く主人公ら。
1名は人間と全く同じ外見のロボット。
こいつがまた曲者でひっそりと黙って行動したり、わけのわからない液体を船員に飲ませたりと実は諸悪の根源。
こいつさえいなければ被害はさほどでもなかったんじゃないかと思うし、そもそもエンジニアになんと話をしたのかわかったもんじゃない。

もしかしたら、とんでもない悪口を叩いたのかもしれない。
お前たちを滅ぼしに来ただとか、植民地を探しているだとか明らかに侵略の意図を見せたから、エンジニアは急に攻撃的になり皆殺しにしようと行動した挙げ句、地球を抹殺しに行こうと思ったんだろうと考える。
ただ、遥か進んだ文明人の体がゴリラなみであり、パワフルに白兵戦で戦うってのはなんか違う気がするけど。

さておき、このクソロボットの言動の中には「親の死を望むのが幸福の」どうのとか正気の沙汰ではないと思われる言動もあったし、最終的に地球に戻る方法がある…なんて主人公に言ったのも腹の中を見たらどういう目的なのかわかったもんじゃない。

そう考えるとまともだったのはヴィッキーのネーチャンだけだったのかも。

そういうのを除いて、映像はとてもきれい。
複数の太陽系が表示される映像、今はなきHRギーガーのデザインを彷彿とさせる宇宙船。
人間たちの未来を描くテクノロジーなど、見どころはそこそこ。
2時間の長さはさほど感じない。