とても素敵なドキュメンタリー。
アートをコレクションし続ける、ハーブとドロシーのヴォーゲル夫妻の話。
小さなアパートで慎ましく暮らし、公務員として働きながら、アートと人生を共にしてきた2人の人生を、アーティストやご夫妻自身のインタビューで気取りなくまとめてあって、とても惹き込まれました。
ご夫妻がとにかく魅力的で、手を繋いで寄り添って、ぐんぐん進んで、物怖じせず意見を言い、信念を楽しく貫いている。
アパートに収まるサイズのアートで、自分たちの給料で帰る手頃な値段で、自分たちの眼で直に見て選んだ好きなものを。
どの作品を見ても言葉が出てきていて、本当にその作品を愛して慈しんでいることがわかる。
アーティストたちがご夫妻のことを楽しげに語るのがすごく良くて。家族のように、2人はアートの一部なんだなって感じました。