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28週後...のnodoubtのレビュー・感想・評価

28週後...(2007年製作の映画)
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※記録用です。①

感染すると凶暴化し人間を襲うようになる“RAGEウィルス”がイギリスで発生。
15日後、イギリス全土隔離。
28日後、全土汚染。
5週後、最後の感染者死亡。
11週後、米軍主導のNATO軍派遣。
18週後、感染の恐れなしと認定。
24週後、復興計画開始。
そして28週後…。

田舎の民家に立て籠もるドンと妻アリス、そして生存者たち。
やがて感染者の群れが彼らを襲い始める…。
感染者のいきなりの登場から度肝を抜かれるオープニング・シーン。
そこであろうことかドンは妻アリスを見捨てて民家から逃げ出してしまう。
主人公の裏切りから始まるという衝撃的な展開。
しかし悲劇はそれだけでは終わらない…。
死んだと思われたアリスは奇跡的に生還するもウィルスに感染、再会したドンとのキスにより今度はドンが感染し凶暴化、アリスを惨殺してしまう。
ドンから感染は次々と広がり街は大パニックに。
事態を収拾すべく軍は“コード・レッド”を発動、識別不可能な感染者、民間人全員を射殺し始める。
更に街は絨毯爆撃により火の海に。
街を逃げ惑うドンの2人の子どもたちを救おうとした者たちは非業の死を遂げ、ついには子どもたちにも悲劇が…。

前作「28日後…」はショッキングな内容とスピード感溢れる展開に、アートフィルム的な美しい映像が同居するという素晴らしい作品でしたが、続編となるこの作品は前作をはるかに上回る衝撃と絶望感、そしてカメラはまるでドキュメンタリー映像のように最後の最後まで救いようのないストーリーを追い続けます…。
凄かった…。


※記録用です。②

『ドン!助けて!!』

感染者たちに襲われる妻アリスを置いてその場から走り去る主人公ドン…。
振り返るドンが見たアリスの怒りとも憎しみともとれるその瞳…。
この後、ドンは最後までこの瞳に苦しめられます。

旅行に行っていたため難を逃れた2人の子供たちと再会したドンは、アリスが死んだと嘘をつきますが奇跡的にアリスは生還します。

子供たちに嘘を責められ、そして最愛の妻を見捨てた罪の意識からアリスの元へ忍び込むドン。
そこで謝るドンにかけたアリスの言葉は

『愛してるわ、ドン…』

涙を流しキスをするドン。
しかし直後にドンの体に異変が…アリスは保菌者だったのです。
この時のアリスの真意は?
愛?それとも憎しみ?

感染し凶暴化したドンはその場でアリスを惨殺。
さらにドンはウイルスを撒き散らしながら子供たちを追い続けます。
そして母親と同じ瞳を持つ息子に襲いかかる父親は最後、娘の手によって射殺されます…。

この作品はあまりに悲しすぎる家族の物語なのです。
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