脳内金魚

28週後...の脳内金魚のネタバレレビュー・内容・結末

28週後...(2007年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

阪神大震災のとき、置いていったいってないで離婚した夫婦が少なからずいたと言う話を聞いたのを思い出した。しょせん、夫婦って他人ですからね。

正直、素人子供二人を追いかけるのに時間かかりすぎだし、感染防御の観点からも色々雑だよなぁとは思う。が、現実のアウトブレイクも感染の広がりが下火になってきたなと思って、誰かが手を緩めるとあっという間に再燃するので、案外登場人物の行動をバカにはできない。
米国もあっさり帰国を許した割に、収拾つかなくなったら殲滅とかひどいな。米国資本が入ってないので、このあたりは色んな紛争やらに嘴を挟む割に、結局うまく解決できない現実の米国の外交を皮肉ってるのかしらね、英国は。

とは言え、鑑賞目的のほとんどはジェレミー・レナーなので、正直内容は二の次。なにはともあれ、最期はあれとは言えかっこいいドイル軍曹ことジェレミーがたくさん見られたので満足。
それにしても、ジェレミーはこれ以前の出演作がことごとくクズな役柄なのに、よく今作では善人役がオファー来たよなと思う。離脱の一番の理由は自分の命と民間人を殺すことへの罪悪感なのだろうが、着いてくる民間人をきちんと守ったり、アンディに「疲れただろ?俺もだ」と励ますシーンなど、決して分かりやすくはない優しさを示す演技が相変わらずうまい。このあたりはやはり、『NEO NED』での演技の評価なのかね。
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