Emiru

明日に向って撃て!のEmiruのレビュー・感想・評価

明日に向って撃て!(1969年製作の映画)
3.0
軽快な音楽とシーンとセリフで無法者と西部開拓時代の終わりを描く。
自転車のシーンやボリビアまでの旅など、楽しげな音楽を背景に愉快な雰囲気が終始あるのにそこにはいつも絶望や破滅への予兆が漂っている。ポール・ニューマンとレッドフォードが崖から飛び降りるシーンしか見たことがなかったので、これを機に話の全体像が見えて良かった。結局足を洗おうとしても上手くいかなくて、ボリビアまで逃げたのに同じことの繰り返し。そうやって普通の人としてはもはや生きられなくなり、死に絶える運命しか残されていない2人の悲しさたるや。
彼らの結末をあえて描かないのは、テルマ&ルイーズのよう。ロックスターゲームズから発売されているRed Dead Redemption2(血染めの贖罪)のストーリーが好きな人なら、思わずあ〜っとなる映画でした。
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