タタキング

明日に向って撃て!のタタキングのレビュー・感想・評価

明日に向って撃て!(1969年製作の映画)
4.0
好き。

二人の強盗団の話。強盗で生計を立ててるだけあって根っからのヒモ体質。

セリフで「ボリビアで銀行強盗して暮らそう」みたいなことを女性に対しての口説き文句で言っていたブラックジョークにはフフッとなった。

人としてはクズ極まりないのだが、生き方というかアイデンティティみたいなものを確立しており、二人共治らないクズなのだ。

そのアイデンティティの為に身を滅ぼすのだが、そのブラックユーモアが見ていて爽快。

例え間違っているとしてもその信念を曲げず、最後の最後まで足掻き続けるその二人のクズに何故かカッコ良さを感じてしまう。

男はバカなのだなぁと。

面白かった。
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