たけちゃん

明日に向って撃て!のたけちゃんのレビュー・感想・評価

明日に向って撃て!(1969年製作の映画)
4.0
先を見通せるのは、世界で俺一人さ!


ジョージ・ロイ・ヒル監督 1969年製作
主演ロバート・レッドフォード、ポール・ニューマン


勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
本日、8月18日は、今年、引退を表明したロバート・レッドフォード83歳の誕生日です。
引退作となる「さらば愛しきアウトロー」も観たいのですが、相変わらず地元での公開はありません。
となれば、これしかないでしょう!
「明日に向かって撃て」(♯`∧´)┳・・・



【ロバート・レッドフォード】
1936年8月18日、アメリカのサンタモニカで生まれました。昭和に直すと昭和11年で、僕の父の3つ下です。ほぼ、父と同年代。

そんな父親世代の俳優が、未だ現役だったというのも凄いし、だから、もうゆっくり休んで欲しいなぁの思いもありますね。

下積み続きだったロバート・レッドフォードが飛躍するきっかけとなったのが、今作「明日に向かって撃て」ですね。その後は「スティング」「華麗なるギャツビー」「大統領の陰謀」など、傑作映画に出る一方、「普通の人々」や「リバー・ランズ・スルー・イット」など、監督としても手腕を発揮しましたね。好きな作品で未レビューのものも多いので、いずれまとめて観たいです( •̀ω•́ )و✧
「リバー・ランズ・スルー・イット」のブラピなんて、たまらんもんね( ˘ ˘ )ウンウン






さて、映画です。
アメリカン・ニューシネマの傑作と言われる今作。
アメリカン・ニューシネマなんてよく分かんないんだけど、西部劇なのに、僕が親しんできたマカロニ・ウェスタンとは全然違うのはよくわかった!
それ故に傑作と言われるなら、間違いなく、傑作!

今作のタイトルは「Butch Cassidy & The Sundance Kid」。そのままだと「ブッチ・キャシディとザ・サンダンス・キッド」です。それを「明日に向かって撃て!」と名付けた方は天才ですね。
どこ狙うんだか、よく分からんけど、そんな分からん感じがアメリカン・ニューシネマなんだ!って、論破されそうな勢いのある邦題( ¯−¯ )フッ

ただ、実話に基づいているんで、カッコよくないところも多いんだよね~。逃げてるだけの場面も多いし。ほんとにカッコよかった?(笑)


でも、そんなブッチとサンダンス以上に、カッコ良いのが映画の演出なんです。やっぱ、ジョージ・ロイ・ヒルは凄い!
今作でアカデミー賞監督賞にノミネートされ、「スティング」で受賞します。ロバート・レッドフォードとは、さらに「華麗なるヒコーキ野郎」でもタッグ組みますからね。名コンビ!


オープニングがサイコーにイカシてます!
セピア色の映像がなんとも良いですよね。
そして、光と影の使い方が絶妙なんです。
"峠を越えて"夜明けと共に色が付き始める!

そして、ラストシーン
画面がセピア色に戻っての終幕
彼らの生きた現実が虚構に戻るかのよう。
大好きなラスト!
これが映画!ってシーンですよね( ˘ ˘ )ウンウン



これ観たら、ブッチ派とサンダンス派に別れるかもしれませんが、個人的にはブッチです。僕はどうしても知的なタイプが好みで、バカは苦手。
サンダンスはバカでは無いけどね( ¯−¯ )フッ
あと、犯罪者ではあるけど、人を殺したことがなかったって、これもすごい。列車強盗してるのに、怪我させないように気を配ったり、義賊の匂いがして良いです( ˘ ˘ )ウンウン
サンダンスはどうも拳銃で解決するぞ感が強くて。
だから、ロバート・レッドフォードの誕生日レビューなのに、今作はポール・ニューマンの方が好きっていうのはどうよと言う感じです(*^-^*)ゞテヘヘ


よく分からないのは、2人に付いていくエッタです。
教師までする知的な女性なのに、何故?って思いましたよ。彼女も史実ではワイルドバンチに加わっていたんですもんね。もう少し、彼女の心情描写があれば、そのへんの動機も分かったのになぁ。これも実話だから、しょうがないけどね。
エッタを演じるキャサリン・ロスって、「卒業」のエレーンだったんですね。今回、初めて気づきました(笑)
むか~し観てるから、全然知らないよね(*^-^*)ゞテヘヘ


最後にプチ音ネタ💩ウンチクンです。

挿入歌の「雨にぬれても」も、めちゃめちゃ有名ですが、前半で使われるからか呑気ですよね~。
自転車映画の金字塔←チガウ
この曲でアカデミー賞主題歌賞を取りました!

作曲はバート・バカラック。
僕は全く縁がありません( ¯−¯ )フッ
と思ったら、大好きなカーペンターズがカバーした「遥かなる影」とか、知らず知らずに触れているんだよねぇ。
一時、ディオンヌ・ワーウィックにハマっていたので、結構聴いてましたわ、バカラック作品。
初ヒットの「ウォーク・オン・バイ」とか、ディオンヌ&フレンズの「愛のハーモニー」とか大好きだったなぁ。
まぁ、アメリカのトップ40ヒットが70曲もあるんだから、当然か( ˘ ˘ )ウンウン



ということで、「雨にぬれても」を聴きながら、ロバート・レッドフォードの誕生日を祝いましょうか。誕生日おめでとうございます🎊🎊🎊🎊