このレビューはネタバレを含みます
戦争映画なのにファンタジーのような幻想的な美しさのある作品でした。
音楽が素晴らしい。
原作はもっと戦争の汚い部分、残酷な部分が描かれているみたいですが、子供の目から見た戦争ということでこれはこれでいいのではと思ったり。
日本人役として伊武雅刀やガッツ石松さんが出ています。
スピルバーグが親日家だからか、敵である日本兵にもどこか憎めない魅力があってよかったです。
「夜と霧」で完璧な悪人も完璧な善人もいないといったことが書かれていましたが人間のそういったところが難しくて尊いなと思いました。
ジェイミーは捕虜になる前から逞しいというか強い子ですね。頭もいいし。
原爆の光をビクター夫人が天に登った光だと思ったというジェイミーの台詞に、不謹慎だと思うより泣けてしまいました。
子供の視点って純粋で残酷ですね。
最後は無事両親に会えてよかったです。