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不沈のモリー・ブラウンのはるのレビュー・感想・評価

不沈のモリー・ブラウン(1963年製作の映画)
3.8
『タイタニック』でレオ様にタキシードを貸してあげた成金のおばちゃまです。実在した人物で、女性生存者の代表格として有名な人だそうです。

『タイタニック』ではキャシー・ベイツがとても魅力的なキャラを演じていましたが、ここでは『雨に唄えば』のデビーレイノルズが主演のミュージカル仕立てになっています。

まず、女らしさのカケラもないヒロインにびっくりします。「がめつい」という言葉がピッタリ。
『タイタニック』でも触れられていた通り、結婚相手が所有していた山から金がザックザックと採れるようになり、一気にお金持ちに!
でも、コロラド州デンバーの社交界では成金とバカにされ、新天地を求めてフランスに。

はじめはモリーに好感が持てなかったんだけど、この辺りから金持ちになっても気どらず地のままの姿に魅力を感じるようになってきます。
ママ友カーストに心を痛めた方におすすめかな?
あなたは今のままで良いんだよって教えてくれている気がします。

残念なことにタイタニック号のシーンは少ししかないんだけど、デンバーに戻ったときのマウント返しがすごくスカッとしたから、それだけでも観た甲斐がありました。
さて、てっぺん(超お金持ち)に登りつめたモリーが次に求めたものとは?
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