牛猫

記憶の扉の牛猫のレビュー・感想・評価

記憶の扉(1994年製作の映画)
4.0
殺人事件の容疑者にされた記憶喪失の作家と取り調べを行う警察署長。2人の対話を軸に真相に迫っていく話。
監督はニューシネマパラダイスのトルナトーレ監督、署長をロマンポランスキー監督が演じています。
POV方式で撮られた、オープニングの逃走シーンから、なんだか良い感じです(*^◯^*)
先が読めないストーリーと、薄暗い取調室の雰囲気、2人の緊迫したやり取りにグイグイ引き込まれます。
そしてロマンポランスキーが、これまた凄い良かったです。怖くて不気味で優しくて、不思議な魅力がありました。
謎が明らかになる後半部分の、じわじわと感動が迫ってくる展開は素晴らしい!!!
2人の会話が中心なので、最初はついていくのが難しかったですが、静かながら見応えのある傑作だと思います。
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