Yukiko

トリスタンとイゾルデのYukikoのレビュー・感想・評価

トリスタンとイゾルデ(2006年製作の映画)
3.9
2019年5月19日
『トリスタンとイゾルデ』 2006年制作
監督、ケヴィン・レイノルズ。
ケヴィン・コスナー主演の『ウォーター・ワールド』
の監督さんである。

イギリスのブリテン島。
小さな諸侯が乱立。
海を隔てた国のアイルランドが脅威である。
そこで諸侯が一つに統一しようとした矢先、
アイルランド軍が攻めてくる。
トリスタンは両親を殺され、父の友であるマーク
(ルーファス・シーウェル)に拾われ育てられる。

そして年数が立ち、青年になったトリスタン
(ジェームズ・フランコ)は、アイルランドとの
戦いで、敵の毒を塗った剣にやられ、死亡した
ものとみなされて、トリスタンの遺体は小船で海へ
流される。
アイルランドの海岸にいた王女イゾルデ(ソフィア
・マイルズ)と乳母は、トリスタンを乗せた小船が
海岸に漂着しているのを見つけ、トリスタンが
まだ生きているのを知って、海岸の傍の小屋へと
連れて行く。
そして毒を抜き、傷の手当てをして数日後、
トリスタンは生き返る。
その後、トリスタンは自国のコーンフォールドに戻る。
再びトリスタンとイゾルデが出会うのは・・・


イゾルデは政略結婚をするのだが、王妃としての自覚
がイマイチ。
嫁ぐのなら、自分の立ち位置を考えたら、トリスタン
のことは忘れようとしなくちゃ。
このイゾルデの自分の気持ちの先走りで、二国間が
戦争となるのだから。

トリスタンも戦争の真っただ中、マーク王に川につれて
行って・・・は無理だろ。
それでも、マーク王は連れて行ったけれど。

戦争になるだろうと、イゾルデと乳母を小船で海に
逃がすが、イゾルデったら戦争真っ最中にのこのこと
戻ってくる。

以上、この映画の「変だよ!」の場面でした。

変なところは、それは愛が原因の行為だよ♡
なのですかね?

『ロミオとジュリエット』の悲劇は、ここから
生まれたということですが、ロミジュリの方が
より納得する話の展開。

若い二人の恋愛だけを観れば、なんと悲しく
美しいのでしょう。
それでも、恋愛以外のストーリー展開を観れば、
この頃のイギリス事情がよく分かり、面白かった。
Yukiko

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