中学生が抱える性の、家の、自分の事情。普段は自己解決していた情欲が台風と共に解放され、やがて過ぎ去っていく
この“中学生”のリアルな描写がとんでもない
昭和の古臭さと汚さその中に滲み出てくる共感
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職員室の暴力シーンがショックすぎて、観ながら今、ああ私傷ついてるわ…と感じていた。
折り鶴で飾られた教室とか、美しいなと思うシーンはあったけど、俳優たちが映画を通して傷ついていないのかがずっと心配…
この相米慎二のフィルムに焼き付いてる狂気って何なんだろうな。長回しの魔力なのか?。三浦友和のそこの見えない強さが演出してるのか?。男子生徒同士で殴り合うときの容赦の無さ、下着で踊り狂う男女、死は生に…
>>続きを読む子供の頃、台風は恐怖と言うより、どこかワクワクするような特別感を感じてました。夜の学校であったり、非日常感がたまらなかったんでしょうね。大人になると、台風は交通機関が麻痺する忌々しさしかないのですが…
>>続きを読む踊り狂う彼女たちを撮るときに寄りで見せたくなるところ敢えてずっと引きの絵にすることで中学生の無邪気さと、垣間見える純粋な悪が表現されてる
嫌なものは嫌!好きなものは好き!でもどうそれを伝えていいか…
何度目かの観賞。水着、制服の袖口、下着、ひるがえるスカートと三つ編み。今では許されないピュアなエロス。台風が来ると電気も食料もなくなる島で生まれた人間からすると本作の台風は可愛くて青い柔らかな狂乱の…
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