このレビューはネタバレを含みます
先生が言うには星はレモンドロップ
大きな星はアイスキャンデー
雲の上には製菓店が並ぶ
そこはパラダイス
どの話も恐らくはデタラメ
だけど僕は好き
こんな面白い話はない
先生が言うにはこの世は夢でいっぱい
いつまでもそうであって欲しい
先生と僕には
冒頭でも歌われるこの歌が、エンディングでも大きな蛾に乗って夜空を旅するドリトル先生と共に歌われていて、初めと終わりで歌の印象が180度変わる。
初めから終わりまで夢に溢れていて良かった。
中盤のドリトル先生が裁判にかけられるシーンは考えさせられる。
なぜ「狐のようにズルい」「豚のように食う」など蔑む例えに動物を使って「カエルのように気高い」「キリンのように優雅」と褒める言葉に使わない。
「豚を綺麗だ」と言う日はいつ来るのか、だとか、身勝手に動物を殺して食用にし、毛皮を剥ぎ取る。人間こそケダモノだ、だとか。
ただ時代もあるのかもしれないけど、動物愛護的にグレーゾーンな場面も多くて矛盾してるなぁとは思ったけど笑
全体を通しては良い映画だった。
だけどこの時代のミュージカル映画は中だるみする事が多い気がする…。