2024-5
養護施設で育った11歳の少年エヴァンは音楽が大好き。会ったことのない両親を信じている彼はずっと誰かに呼ばれているような気がしていた。そんなある日、音楽に導かれるように養護施設を抜け出し、自分の音楽を追いかけ始める。
エヴァンが天才すぎる。
純粋に音楽を愛し音楽を楽しんでいるエヴァンを見て、「いいなぁ、将来ガッポガポだなぁ」とか一瞬でも思った自分が嫌だよ……。
お互いに呼びあい、見えなくても感じていた。音楽で繋がっていた。施設に居たときからひとりぼっちでも独りじゃなかったんだね。
ルイスとの広場でのシーンはなんだか胸が熱くなったな。パパは息子の存在すら知らないと思うと悲しいな……。
「音楽は人生を彩る」というのは本当だなと最近思う。エヴァンも自分の好きな音楽を自由に楽しむことで生き生きしていて素敵だった。
本作のロビン・ウィリアムズは良い人じゃない。でもあの笑顔は良い人そうすぎて甘すぎて癒される。
そんなわけ……っていうファンタジー感はある。でも本作では両親を探す主人公、息子を探す母親、忘れられない女性を探す男、みたいな感じで“愛”が強く描かれており、さらに“自分を導く音楽”も描かれているので“人生に愛と音楽を”みたいなメッセージを勝手に感じられたので問題ない。
「誰かが僕を呼んでる
楽譜に書くのはその返事」
「音楽は聴こえる
心の耳を澄ませば」
なんかルイスの兄貴に見覚えが……と思ったらHAWAII FIVE-Oの人なのね。