ハム佑

奇跡のシンフォニーのハム佑のレビュー・感想・評価

奇跡のシンフォニー(2007年製作の映画)
4.2
今年238作品目

なんやろう。


久々心をガシッと掴まれた( ゚д゚)


ストーリー展開は容易に想像できるものの、じれったさやヒューマン系独特のワクワク感が強い!
まるで恋愛ドラマを観る女子高校生のような気持ちといったところかな?(知らんけど。笑)


あらすじを簡単に述べると、
孤児の少年が音楽と出会い、音楽によって両親とのきずなを取り戻す感動のファンタジードラマ。

となっていますが、本当にこの通り。


こんなわかりきった内容でありきたりでなぜこんなに惹き込まれたのか。

まず、劇中の音楽一つ一つが素晴らしい。
ちょっとしたセッションや挿入曲、BGMはどれも年齢を問わず心を掴まれる音楽だと思う。
パイプオルガンのシーンはなんだか凄く神秘的でした。

そして、初っ端の設定がいい!
なぜ彼は孤児なのか、この男女は誰なのか。
わかりやすいですが、その紐解きが楽しいんですよね!

家族の再生?と音楽に重点を置いている映画なだけあって些細なところの音楽も気を遣っていることがハッキリわかります。

それと女性の描き方が勇ましい。
「息子の為ならここまでするぞ!」と女性が母になることによってより一層強くなる、ということが伝わってきました。


前半過去のストーリーに飛んだりしたり少しややこしくもありましたが、中盤からやけに映画に集中してしまい、音楽がかかるたびにグッと引き寄せらせる。
終盤、気待ちが静かに高ぶり、とても感動してしまいました。


『どんなにつらいときだって、音楽さえあれば感情を吐き出せる』
歌を歌えばストレス発散になりますよね。
音楽って人種、性別、年齢関係なしに誰もが楽しめる素晴らしいもの。


この映画を少し出来過ぎに感じる方も多いでしょうし、主人公にはもっと苦労してほしい気持ちも分からなくはないです。

ですが、あくまでファンタジー!
気を楽にしてご覧ください♪


暖かい気持ちになりたい時、恋人と仲を深めたい時オススメです。


ロビン・ウィリアムズは癖強いけど、どこかいい人のオーラを漂わせる独特さ。
素晴らしい俳優やったな〜
ハム佑

ハム佑