マーくんパパ

栄光への脱出のマーくんパパのレビュー・感想・評価

栄光への脱出(1960年製作の映画)
3.4
ギリシャ・キプロス島にイギリス軍管理下で収容されていた大勢のユダヤ人たちが船で脱出しアラブ人居住地のパルスチナにイスラエル建国するまでを描く歴史叙事詞。アーネスト・ゴールド作曲この映画音楽は好きです。封鎖されたキプロス港内でのハンガーストライキを経ての出航&希望の地パレスチナへの入港はハイライトシーンの筈なのに映像不足で盛り上がり不発。厳戒の船内やらキャンプ地を自由に行き来出来ちゃう一介の看護師E ・M ・セイントの存在感がちょっと出しゃばりでP・ニューマンとの恋路も不自然で馴染めず。パレスチナでの先住アラブ人との争いは今でも尾を引くパレスチナ難民問題孕み単純に彼等の栄光の軌跡をアメリカ人のように称賛するには微妙な問題ですね。