mackiee

栄光への脱出のmackieeのレビュー・感想・評価

栄光への脱出(1960年製作の映画)
2.0
映画って、その時代の空気感を時間を超えて伝えてくれる再生装置みたいなところありますよね。本作に漂う英雄的な雰囲気って、大戦直後のユダヤ人に対するアメリカ(ハリウッド)の空気感だったんだろうなと思います。原作者も監督もユダヤ人なので、プロパガンダの性格は強そうですが、そういう意味でも貴重です。

イスラエル建国の瞬間でクライマックスを迎えつつ、それによって追い出されたアラブ人達の気持ちを考えると複雑な気持ちになりました。視点の置き所で見え方は変わりますね。勉強になりました。
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