主人公が非情な記者だったりヒロインが司葉子だったり主人公が無惨な顛末を迎えるという点など鈴木英夫監督が石原慎太郎を主役にして失敗した『危険な英雄』のリベンジを挑んだような作品で、素人で緊張のせいか常…
>>続きを読む昭和三十年代の東京をクールに。線路や有楽町近辺の建物を、透視図法的な奥行ある構図でとらえる。
問題となる事件自体の全容はつかみがたい。一記者の入手できる情報には限界があるし、描きたいのはその後のこと…
タイトルに偽りなし。ジャーナリズムが人の命を失わせる様をわざわざオープニングに置いておきながら、それも最後まで誰にも何にも響かず、恋人を利用してまで法を侵してまで、あくまで自分自身のために事実を追う…
>>続きを読む裏口から侵入する場面の非常階段の建て付けと見つかる早さと相手側の停滞、三橋達也が逮捕されるのを司葉子を主軸にして動きまくるカメラワーク、ゾクゾクする。
シャープに堕ちすぎて裏世界のキャラ各人の人物造…
旧作邦画で気になる監督鈴木英夫の作品だったので鑑賞。
やっぱり見てよかったー。この人のノワール物やはり素晴らしい。
映画の最初の方で、稲葉義男扮する社会部の部長が「新聞は社会の公器」と言ってるの…
初鈴木英夫作品。面白い。新聞記者ノワールとでも言えばいいのかな。
特に撮影が良いなと思ったら、『独立愚連隊』の逢沢譲なんだ。固定ショット、移動、パンにズームとどれもキマッてた。
ロケが多いので、昭和…
池袋・新文芸坐での「司葉子特集」でも、この作品が上映されたが、司葉子はたしかに大事な役柄ではあるものの、出演時間は短い。
物語は、徹底的な追求する姿勢の新聞記者=三宅(三橋達也)だが、ある事件を追…