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桜の森の満開の下のodyssのレビュー・感想・評価

桜の森の満開の下(1975年製作の映画)
3.2
【物語としてのまとまりに難あり】

坂口安吾の小説を篠田正浩が映画化したもの。1975年制作。 

遠い昔、山で山賊として暮らしている野性的な男(若山富三郎)が、旅人を襲って美女(岩下志麻)と出会い自分の妻にする。みやこ暮らしを恋しがる彼女にせがまれた彼は、山を捨ててみやこに出ていくのだが・・・。 

両主演がなかなかよく、昔のみやこの様子だとか、桜の木の下の幻想的な雰囲気だとかもわりに良く出ているけれど、物語のまとまりという点ではイマイチの感もある。原作がそうだからなのか、未読だから分からないが。
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