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クレイマー、クレイマーのcookieのネタバレレビュー・内容・結末

クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

父子家庭が描かれているのは知っていた👨‍👦
観てから分かったタイトルの意味は...
同姓(夫婦)間の訴訟「Kramer vs. Kramer」(クレイマー 対 クレイマー)がその由来だった👨‍⚖️

妻が出て行ってしまってからの、父子二人のぎこちなく要領を得ない日常生活は、もう見ていられないほど。何度もため息をついてしまった😮‍💨
息子が自分の部屋に戻っていく時の肩を落とした後ろ姿は、観ているこちらまでやりきれない気持ちにさせる。
もう完全に自分の家族を心配している感覚😩(←思うツボ?w)

悪い子だから出ていってしまったのかと尋ねるシーンはもう涙、涙😭
妻の感じていた思いに自ずと気づき、妻を攻めることなく自身の不甲斐なさを素直に口にする父親が、とても素敵に見えた✨

父子の絆が強まっていく一方で、法廷ではいろいろなことが全て裏目に出てしまう。
母親の言い分をはっきりと知ることができるのは、法定での証言のみ。父子側を応援したくなるのが自然だろう。

それだけにラストはホッとするものの、母親の気持ちも考えてしまう。
私だったら渡せるだろうか...

こうならないためには、最初から子供を連れて行くしかなかったのか。
自分を否定するような精神状態だったから泣く泣く離れ、漸く一緒に暮らせる準備が全て整ったというのに...
とても複雑な気持ちになった🤔

母親が新しいパートナーと幸せになることを祈らずにはいられない。

【notes】
●テーマ曲︰ヴィヴァルディの『マンドリン協奏曲ハ長調 RV.425 第1楽章アレグロ」
●フレンチトースト🍴
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