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マイ・ボディガードのmegurosのネタバレレビュー・内容・結末

マイ・ボディガード(2004年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

誘拐されたピタ(ダコタ・ファニング)の復讐のため、デンゼルが関係者を一人ずつ血祭りに上げていく。警察内部にも深く繋がっているマフィア組織はメキシコではアンタッチャブルだが、そんなの完全にお構いなし。法を超えた正義を執行していく。原題はMan on Fire、つまりは激おこ。自分は公開時に観たきりで2度目の鑑賞だったが、記憶の通りやっぱり良かった。

デンゼル演じるクリーシーはCIAでゲリラ対策活動、プロの殺し屋をやっていた男で、人を殺し過ぎた罪の意識から酒浸りとなって職を失っていたという設定。友達(クリストファー・ウォーケン)の紹介でダコタ・ファニングを警備することになり、仕事初日に自殺未遂をするなど当初は不安定極まりない状況ではあったものの、ダコタ・ファニングのあまりに天使さ(※)に癒されていき、水泳のトレーニングデイなどを経る中で親代わり(そしてぬいぐるみクマ)にもなっていく。

※ 聖ユダ(希望をなくした人の守護聖人)のペンダントなんてプレゼントされたら、もうお手上げです。

「イコライザー」におけるデンゼルの当たり役ロバート・マッコールの原型とも言えるこのクリーシーは”死の芸術家”と呼ばれる男。市街地でロケランかます姿もカッコいいが、拷問尋問が特に凄まじく、指を切断してはシガーライターで止血して死なないようにしたり、尻穴にC4爆弾を詰め込んだり本当に容赦がない。
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