ゆずきよ

マイ・ボディガードのゆずきよのレビュー・感想・評価

マイ・ボディガード(2004年製作の映画)
4.0
昔観た名作映画をもう一度。
やる事多い日に、空き時間や昼休憩で観るには一度観たアクション映画に限る。

物語は、特殊部隊経験のあるデンゼル・ワシントンが、誘拐の多い地域でダコタ・ファニングのボディガードをするクライムアクション。
前半は結構しっかり2人の交流を描く。
期間にしてはそれほど長く無いけどね。
特徴的なカメラカットで、先の展開が良い意味で読みにくい。
本当に大事な事が上手くカモフラージュされている。
中盤で大きな事件が発生。
だいたい予想はつくだろうけど、そういう事です。
何回か観ているので結末も知っているんだけど、改めて観るときちんと犯人側のカットにちょっとした伏線みたいなのがあったりするんだね。
そこからはデンゼル・ワシントン無双です。
復讐劇ってそもそも我が子とか恋人とか長い事暮らしてた人とか、そういう深い繋がりを持った人のためにするものだろうけど、生きる希望をもらったとしてもそこまでやるかい。
ラストは、好きなんですよ、こういうの。
そもそもレオンを好きな映画聞かれた時の最初に答えるような人間だからね私は。
デンゼル・ワシントンもダコタ・ファニングも凄い良い演技しますわ。

私は自己犠牲っていうのに美学を感じてしまうんです。
それが正義では無いし、正しいとは言えないんだけど、美しいと思ってしまうのです。
自分は誰のためになら自分を捧げられるかな。
やっぱり家族かな。
ただその上で、絶対に家族が今後安心出来るという保証は欲しいよね。
居なくなった後に、やっぱり無しでってやられたら死んでも死にきれない。
まぁでもそもそもそういう事に巻き込まれないってのが一番ですね。
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