ゆうた

マイ・ボディガードのゆうたのレビュー・感想・評価

マイ・ボディガード(2004年製作の映画)
2.0
同じくデンゼルワシントン主演の「イコライザー」がキャラクターを参考にした、というかもろパクった元ネタ映画。
過去のある主人公が無垢な少女と出会うことで立ち直るも、悪党どもに少女を奪われてしまい復讐するという定番ストーリー。
この時代のアクション映画の悪いところ(と私は思っています)として、やたらとカメラ動かしたり、カットを細切れに割ったり、モンタージュをしたりして、スピード感やテンポ感やカオス感を見せるという演出方法があるんですが、本作の場合もう冒頭からそれがあって、見ていて目が回るし頭くらくらするしで、もうやめたくなりました。
この演出は、一応メキシコの喧騒と油断できなさを表現しているし、誘拐の場面では、デンゼルワシントンから見た世界というか、彼はこれほど瞬時に冷静に細かく状況を把握しているのだ!ということを表してもいるので単なるこけおどしではないものの、やっぱり多発すると見てて疲れます。

肝心のストーリーは、ジャンル映画として定型どおり進むのでちゃんと面白いです。
守るべき女の子はちゃんとかわいくて、こいつは命がけで守らねば!と思わせてくれる。
「くまさん」って言われたいし
「私を愛してね」って日記に書かれたいよ。

「ピタは、あんたにとっては被害者のひとりさ、ただの数字だ。だが彼にとって、もう一つの命を与えてくれた」
「人は芸術家になれる。料理でもなんでも向いてさえいれば。彼にとってそれは殺人だ。これは彼の最高傑作になる」
この辺のセリフ
シビれるかっこよさでした。

でもなー
どうせなら最後あいつら全員ぶち殺して、ピタと母親と3人仲良く暮らすエンドにしてくれよ。
ゆうた

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