「お分かりですか?
これがなんだか。
いや、分かってないな。
あなたにはお分かりになっていないんだ。
人体の模造品、そうでしょう?
しかし、あいにくこれは指じゃない。
指の形をした劣等感にしか過ぎな…
観たかった休日映画7本目
安部公房の小説は昔読んだことがあるけれど…映画は初めて!
主人公は大火傷を負った「男」(仲代達矢)
顔を失った男は全く別人の「顔」を手に入れて自分の妻を誘惑しますが…
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このレビューはネタバレを含みます
タイトルから面白そうで前から気になってた作品。あと安部公房も気になっていた。
白黒だから尚更マスクのクオリティが高くて、途中からは初めからその顔を持っていた人として主人公を見ていたように思う。
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安部公房の原作小説は何度も読んでますが、この映画化作品を観るのは初めてでした。脚本は安部公房自身が担当。娯楽映画とするため、原作とは大きく設定が変えられています。
映画は原作と違い結構笑えると云…
映画を鑑賞するという態度にとても相応しい作品
-美術や音のコントロールに長けており、特に無音の使い方が上手いと感じた
カクテルパーティ効果とあるように、環境音を巧みに調節しているため自然に人物の会…
自由であるが自由は孤独の証明だ。
人間の自己同一性の焦点を顔だけに当てたなんとも哲学的なお話(顔が全て美男美女が世を制す)。原作である小説を見る前に映画を視聴した事を深く後悔したい、とても60年代に…
君だけが狐独じゃない。自由というものはいつだって狐独なんだ。
剥げる仮面、剥げない仮面があるだけさ
【感想】
その人をその人たらしめているのは顔だけなのか。引き込まれるカットが多く、個人的にかなり…