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カルメン純情すのkinakoのレビュー・感想・評価

カルメン純情す(1952年製作の映画)
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ある芸術家に惚れたカルメンはヌードモデルになる事が決まったが、当日になって裸になる事を拒んでしまう。前回のようなのどかさはなくなり、当時の社会情勢を皮肉った内容になったが、斜めに撮影するカメラ、前衛的な背景や洋服、再軍備を主張する女性や原爆原爆と言ってばかりの女性等ぶっとんだ作品なので、終始置いてきぼりにされるような感覚で進む。だがこちらの方がカルメンが魅力的である。実験的な作品なので、見る人を選ぶ。
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