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カルメンのUnrelatedのネタバレレビュー・内容・結末

カルメン(1983年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

カルロス・サウラ監督「カメルン」
出演者の大多数はバレエの方々。

「嫉妬は卑劣な殺人者だ!」
人間が嫉妬するようになるきっかけって結局相手を信用できないからだと私は思う。
この映画ではカルメンが誰でも寝てる女性だからという理由で怒る主人公はカルメンの恋人ではない。にもかかわらず嫉妬しちゃって最終的には…。とても恐ろしいことに。正直付き合ってもないのに嫉妬されるのは嫌な方なのでカルメンに共感したし、嫉妬されている時点で縁を切った方が良いのかもな…。「恋と嫉妬は兄弟」なのもちょっと分かるかも。

またこの映画にある様々なフラメンコのシーンがとにかく迫力がある。一番のお気に入りは「タバコ工場」で、カメルンとクリスティーナの二人の前後する動きが凄まじい。カメルンがナイフで首を切ったあとの静けさもまた良い。あと闘牛師によるパフォーマンスの盛り上がり具合が尋常じゃなかった。みんな壮大な音楽に乗って楽しく手拍子♪

最後に男性二人による闘いのフラメンコなど、私も思わず踊りたくなるところがたくさんあるので、芸術を楽しむだけでなく、映画に娯楽性を求める人に向いている作品だと思う。
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