素敵!スタートからスマイルを禁じえない。ハッピーな気持ちが最初から最後まで続く。
主演のモーリン・オハラさんが美しくて。少しキツイ硬派な雰囲気が漂うところが本作のリアリストなキャリアウーマン兼マザーという役にピッタリ。
子役のナタリー・ウッドも、おませで勝気な少女がサンタの存在によって子供らしさを取り戻していく過程をとても自然に演じている。
後の彼女の死については当時も今もわからないところが多く、クリストファー・ウォーケンのファンとして何かにつけて調べるたびにこの事件にぶち当たるのできちんと解決してくれることを願いたい。
昔の映画の良いところは、当時の雰囲気を映像から楽しめる点。
街並みや部屋のインテリア、食べてるもの、テーブルウェア、全てに目を凝らして見逃すまいと監視するように観てしまう。それくらい魅力的。
本作ではクリスマス・シーズンのデパート商戦が描かれるのも面白いところ。
特に舞台となるメイシーズは近年は多くの店舗を閉店しているから、オンラインショップがなかった時代の百貨店の賑わいを眺めるのも楽しい。
他にライバル店として名前が出てくるのは、ブルーミングデールズ、バーンズ、ギンベルズ、スターン、マクリーリ。
クリスマス・スピリットとは何ぞやという根本を、サンタの存在を使ってシンプルに描いているからダイレクトに気持ちが伝わってくる。
序盤から焦点となり疑問を呈されるように、彼が「ただのボケ老人」だとしても、それはそれで良いのではないか!真実か否かが問題なのではなく、信じるか信じないか、だよね。
今年最後のレビュー。
Happy Holidays!🎄🎅🍾✨🌅🎍