久しぶりに作り物ではないモノクロ映画を見ましたが、その中の映像の美しさと共に素晴らしい作品なことに驚きました!
自分のことをサンタクロースだと言い張るけど、老人ホームに住むクリングルという老人が引き起こす騒動が描かれています。
サンタクロースといえばファンタジーな話かと思って見始めだけど、何処にもファンタジー要素がなく、何なら裁判でそれが本当なのか?と現実的に争うなんて、クリスマスとは真反対な話。
「信じていれば現実かどうかは問題じゃない」
このセリフを各出演者がそれぞれの言葉で言い換え、それが時が経つと共に変わっていくのが味わい深いこと。
そしてそこから迎えるラストの奇跡と最後のセリフから、観ているこちらに「サンタを信じてる?」と問いただされているみたいに感じて深いなー!と。