このレビューはネタバレを含みます
『障害』×『恋愛』
前科者の男と、脳性麻痺の障害を抱えて生きている女性のお話。
ADHDの主人公の言動、行動を受け入れられるかどうか。
自分は全く受け入れられず。
それこそが偏見なのかもしれません。
前科で暴行、強姦未遂、そしてまた繰り返す暴行、強姦未遂。
そんな主人公に感情移入は出来ず。
"ADHDだからしょうがない"、映画とはいえそんな考え方は一切出来ず。
それをスルーして純愛だなんて言えない。
好きになる過程が丁寧に描かれていたらまだ好感が持てましたが、衝動的にレイプして、それがたまたま恋愛のようなものに発展しただけというように見えました。
健常者のクズさと、障害者のピュアさの対比という構図と見せかけて、"でも結局この主人公もクズで、超危険人物なのは変わりないんだよな"、と思ってしまう。
ヒロインはかなり好感を持てるんですが、主人公が本当に受け付けませんでした。
主人公の「おとなしくしろ!このくそアマ!」という台詞が2回ほどありましたが、字幕は本当にあってるんでしょうか。
まぁどっちにしてもですが。
凄く評価が高いですが、自分はハマりませんでした。
賛否両論の作品だと思うので、これから見る人は、そんな意見もあるんだなーぐらいで。
女優さんの役者魂は凄いので、それだけでも見る価値があるかもしれません。