真っ黒こげ太郎

13日の金曜日PART3の真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

13日の金曜日PART3(1982年製作の映画)
4.2
3作目にしてようやくホッケーマスク着用!!!

しかし元のマスクの持ち主、オマエかよ!!!w



ジェイソンによる殺人事件があったことなどつゆ知らずな若者達がクリスタルレイク近くの森の中にある別荘「ヒッギンズ・ヘブン」にやってきた。

行く前に「戻るのじゃ~!」と叫ぶヤバい爺さんに出くわしたり、着いた後の買い出しでチンピラと揉める等のトラブルこそあったが、何だかんだでキャンプを楽しむ一行。
あるカップルはセ〇ックスに勤しみ、ある2人はマリファナでハイになり、あるオタクはやりすぎなホラードッキリで皆を呆れさせるのだった。
一方、とある真面目なカップルの女子、クリスは昔々に家の裏の森で恐ろしい顔の男に襲われたことを元カノのリックに話していた。

しかしその森には凶悪な殺人鬼、ジェイソン・ボーヒーズがいた!!
無論、恐ろしい顔の男の正体もジェイソンだ!!w
ジェイソンは若者に仕返しするために来たチンピラを殺し、若者達にもその魔の手を伸ばしてゆく…。



森の別荘を訪れたを訪れた若者グループが、殺人鬼の手により次々と殺されてゆくスラッシャー・ホラー。
言わずと知れた、スラッシャーホラー映画の代表作の第三弾にして、ジェイソンがトレードマークのホッケーマスクを初めて身に着けた作品。


今作は3作目なのを良い事に(笑)3D映画として制作されており、目の前に物が飛んできたりする演出が多用されています。
無論、DVDでは何の意味もない、違和感のある映像になってますw

しかしまぁそんなことはぶっちゃけどうでもいいのです。
それより今作ではとうとう、ジェイソン・ボーヒーズがホッケーマスクを被ります!!!
3作目にしてようやく皆が知ってるジェイソン像が出来上がったんだなぁ。
やはり殺人鬼がマスクをしてると、スラッシャーホラーとしては引き締まりますね。

ちなみにこのホッケーマスクは皆をビックリさせるのが好きなオタクの私物で、そいつをぶっ殺した際にモノにしちゃうんですね。w
こんなしょーもない奴の私物だったとは。w


んでまぁ肝心のお話ですが、ぶっちゃけ1作目からなぁーんにも進歩しとらん。wwww
幸い冒頭で前作の説明がなされてたり、若者グループが真面目、オタク、おバカ、ヤク中と分類分けされたりして分かりやすくはなってるけど、まぁ基本はこの手のスラッシャー物ではよくある話だ。w
ラストシーンは1作目のオマージュだけど、1作目と違い、全くビックリはしません。w

しかしまぁ、ジェイソンさんが遂にホッケーマスクを被っただけあって、人々を襲う姿も盛り上がるようになりました。
また、今回は殺し方のバリエーションが増え、グロ指数が中々にパワーアップしてるのでジェイソンの襲撃シーンは見応えあり。
特に頭を潰して目玉がポーン!と出るシーンが何か好き。w
(特殊メイクがチープなので、どう見ても作り物感が満載だが。w)

クライマックスは生き残ったヒロインがジェイソンから逃げる展開だが、ヒロインが割と果敢に攻撃したり、車で跳ね飛ばそうとしたりするなど、逃走劇がやたらエキサイティングで盛り上がるのも良いね。

後ジェイソンもまだまだ常人でこういう逆襲にこなれてないせいか、割と反撃されて豪快に吹っ飛ばされたり、手足をブッ刺されたりして悶えるのがなんか笑える。w
(横っ飛びで車を避けるジェイソンがオモロイw)


今作でジェイソン像が出来上がった分、クライマックスは物凄く盛り上がるのですが、そこに至るまでのドラマは相変わらず淡々としてる。
後今回はお色気シーンがかなり少なくなって若者のワチャワチャっぷりが物足りなく思えたのはちょっと残念だった。
(個人的にスラッシャー物の前半は、若者のバカっぷりを楽しむ物だと思ってるので…。)


しかしまぁ、ようやくみんなが知るジェイソン・ボーヒーズの姿を拝めましたよ。
誰もが知るジェイソンになったからか、今回は割と楽しい方向で観れました。
よかった、よかった。
(人が殺されてるのによかったも何もないきがするが。w)

さて、次回は完結編と名打たれてるらしいが、どうピリオドを打つつもりなのだろうか。w
今後もシリーズに付き合うべきなのかは、次回を見て判断しようかね。