隣の家の少女のいめーじのネタバレレビュー・内容・結末

ジャケが良い。序盤の雰囲気だけはジュブナイル全開のボーイ・ミーツ・ガールだが、ジワジワ露呈する最悪な家庭環境が嫌すぎる。気になってきた女の子の全裸を見てしまい、気になってきた男の子に全裸を見られてしまうラッキースケベにもならない胸糞シチュがエグイ。
ルースのハラスメント気質や歪みすぎたミソジニーの醜悪さに気付くだけでもショックなのに、友達も狂気に同調していって味方もいなくなるのが子供の身には重すぎる。
息子達は好奇心とか性欲でも動くのでモチベがルースと微妙にズレてるのが余計に地獄。希望が見えてきたかと思ったらレイプが始まってた流れは性格悪すぎ(胸糞としては最高級)
父親の言うように他人の事情に深入りしないのは楽な処世術だけど、結果的に罪悪感を拗らせて自己肯定感の低い人間に育ってしまったな。
スタンド・バイ・ミーとか失恋作品っぽいセンチメンタルな後味。