クリーム

隣の家の少女のクリームのレビュー・感想・評価

隣の家の少女(2007年製作の映画)
3.0
これは、かなりムゴイ映画でした。恐ろしい事に実話ベース。史実にそっているため、展開が淡々としています。これだけの蛮行を観せられたのに最後に実際の事件の判決等、一切記載しません。何なら、観賞者は勘違いしてしまうのは如何なものか?これは、嫌ですね。史実にそってるんだから、最後まで史実通りに載せて欲しかったです。
デイヴィッド少年の隣家に、交通事故で両親を失ったメグとスーザン姉妹が引き取られた。デイヴィッドはメグと仲良く成りますが、息子を3人持つ隣のルース夫人はメグを虐待し始めるのでした。ルースの虐待はエスカレートし、デイヴィッドはメグを逃がそうと考えるのですが…。



ネタバレ↓



中年のデヴィッドが、1958年の夏の事を思い出す形で話が進行します。
ルースが何故あんなに皺くちゃなババアなんだろうと思ったら、実物に寄せていた。実際の事件は、ガートルード·バニシェフスキーの事件で、判決は懲役18年の有期刑。1985年に仮釈放。 60歳で死去した。
本当に胸糞悪い事件で内容もほぼ同じ。違うのは、バーナーで陰部を焼く事は無く、ガートルードは死ななかった。映画では死んだ様に観えました。

以下は実際の事件の話。
性交渉なき性犯罪で、膣にコーラのボトルを入れられたり、陰部を蹴られたりしたが、性交渉は無かった。しかし、食事もほぼ与えられず、自分の排泄物を食べさられたり、熱湯で入浴させ、火傷した肌に塩を塗りこむ等したらしい。後は、映画と一緒。
映画内でのデイヴィットの様な存在は、無かったので、良い子だけど、わざとらしいくらい使えない子供に描いていました。凄い、事件の映画化なのに勿体ないと思いました。
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