柊渚

アダムス・ファミリー2の柊渚のレビュー・感想・評価

アダムス・ファミリー2(1993年製作の映画)
3.9
アダムス一家に降りかかる不幸がこんなにも楽しい!

1のときも思ってましたが兄さんのことになると精神に異常をきたす(もともと異常者)ゴメズってブラコンすぎない?愛が重すぎない?大丈夫??ってなるけど、1を観ていたらなんでこんなに弟が兄に対しブラコンを拗らせるようになってしまったのかがわかるので微笑ましく思いました←


今度は新たにアダムス一家に赤ちゃんが誕生!ますます賑やかになる一家に忍び寄るは財産目当ての美人殺人鬼…といったお話。

前作よりもさらに過激さが増してるどころか、やや大袈裟に描かれた一般社会と対比することで、アダムス一家各々の個性や価値観がより際立って見えておもしろかったです!

遺産目当てでどうしても夫を殺したい妻とけっして死なない不死身の夫ってある意味ベストオブカップルに思えて素敵…だったんだけどなぁ( ´-` )あれはちょっと勿体なかったかも…。

また殺人鬼の謀略でサマーキャンプに参加せざるを得なくなった子どもたち。ウェンズデイちゃんの冷酷さや狡猾さは相変わらず可愛らしい…しかも今回は恋模様まで…(*ノωノ)
キャンプのルールを破ったら夢と希望のビデオ(ディ○ニー映画)鑑賞会のおしおきに処されるのですが、「だってディ○ニーだよ?」というセリフが妙に好き。なんとなくその気持ちもわかるんですよねw
でもあのサマーキャンプはアダムス一家じゃなくても耐えられないと思う。その分最後のスカッとする暴れっぷりが最高でしたが…!笑


あと一家に1台(1手首?)ハンドくん欲しいぐらいには優秀。
こんなに手首に対して愛着を覚えたのは初めて…(*ノωノ)

腕フェチといえば川端康成
足フェチといえば谷崎潤一郎
そして手首フェチ…
真っ先に思い浮かぶのは吉良吉影だった

爆殺した女性の美しい手首だけを収集して持ち歩き一緒にデートして愛でたり、モナ・リザの手首に勃起しちゃう最っ高にサイコな吉良さんのもとにハンドくん(の女性版)が来てくれれば彼も望みどおり静かに暮らせて万々歳じゃないかなと思ってしまいました…( ˘ω˘ )
柊渚

柊渚