ヘルレイザー・ジャッジメントを鑑賞、世界観は嫌いではないが話の組み立てや美術がもうちょっと何とかならないものかと思い、もう１作Amazonで見られるので鑑賞。
時系列が行ったり来たりに加えて異世界との行ったり来たりもあるため話がやや分かりづらい。
基本的には人間の罪、聖書的世界観における罪をシリーズ通して描いているのだろう。
この前に鑑賞したジャッジメントは十戒モチーフ、本作はレベレーション、一般的な意味としては啓示だがここでは黙示録を指すのだろう。
そうであれば、神から離れていることが人間の罪であり、イエスを救世主と認め神を信じることでイエスの十字架上での贖罪によりその人の罪は赦されるはずなのだが、本作においてはその一縷の望みがない。
なんだか良く分からないが結局皆罰せられてしまう。
どの辺りが黙示録的だったのか良く分からない。
せっかく聖書の世界観に強く結びつけるコンセプトでかつ異世界との交差をモチーフにするなら他にいくらでも作りようはあったのではと思わなくもない。
そうした話の深みのなさを直接的なグロ・スプラッター的表現で誤魔化しちゃいました、という印象が拭えない。
もっと頑張ってよ、と言いたくなる作品でした。
