李

アモーレス・ペロスの李のレビュー・感想・評価

アモーレス・ペロス(1999年製作の映画)
3.8
人妻と駆け落ちを試みる男、妻子を持つ男に恋した女、絶縁された家族を引きずる男。交差点での事故を起点に描かれる3つの哀しい愛の物語。見ず知らずの誰かの行動が、自分の人生に知らぬ間に介入して影響を与える。それは良くも悪くも。映画の主軸に🐕がいるのもあって、描写が全体的にかなり生々しくて、救いもないし、観ていて気持ちの良いものではなかった。でも、それぞれがそれぞれのやり方で相手からの愛を求めていて、一般論から述べると愚かなんだろうけど、それが人間臭くて感情移入しやすくて良かった。マグノリアあたりに似てる?
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