生きる、死ぬが呆気なくも激しくて、画面から溢れ出すエネルギーにやられる
誰もが必死だから、もはや人の人生と行動を評価することを見ている人に許さない
それでいてみんなあまりに不完全でぼろぼろで、ただ彼らの行く末を固唾を飲んで見守ることしかできない...
おお可哀想に...てこちらに思わせるほど彼らは弱くはなくて獰猛だし、かといって、ばかだな〜って突っ込めるほどには思い通りにはならずに残酷な運命に振り回される
イニャリトゥ監督が、この映画では全登場人物に脇役に徹してもらったって言ってたのも納得。それぞれのキャラクターがメインなのではなくて、愛情を求めて、愛情に振り回されて、傷つけられる人間全般の姿を映し出してる
“Because we also are what we have lost.”
“If you want to make God laugh, tell Him your plans.”
