記録。
「夢を見るだけ」。
自伝ベースなので実話。脚色の度合いは不明。15歳で妊娠・出産したビバリー・ドノフリオの半生を描くヒューマンドラマ。
時は1960年代初頭。
作家の夢を持ちながらも退学し慣れない子育てに追われる毎日。奨学生として大学入学を試みるも失敗。夫はドラッグに金を費やし、やがて離婚。
なるほど、かなり波瀾万丈な半生だ。周りと同じようにはいかない事を呪う気持ちもあるだろう。でも一人息子の母親としては大分自覚に欠ける印象で、個人的にはあまり好きになれないビバリー(旦那は勿論論外)。
物語としてそんなに気持ちの良いものでもないし、抜群の感動や面白みは無い(と思う)。
それでもこの映画に僕の目を惹きつけさせたのはやはりドリュー・バリモアの魅力なんだろうな。
いっとき真っ直ぐなレールを外れたとしても、なんだかんだで良き人生を歩む事は不可能じゃない。
完成した原稿と、真っ当な好青年に育った息子を見るとそう思えるのでした。