このレビューはネタバレを含みます
どの舞台も始まりが理想的すぎて夢見とんな…と思いきや田舎独特のどんどん入り込んでくる感じがリアル。
近所のガキンチョ連れて遊びに行かなあかんくなるとか、いろんな人の靴でギッチギチになる玄関とか、ほとんど初対面やのになぜか自分のこと知ってて馴れ馴れしく話しかけてくるとことか、若者代表として怒られるなんてとこまで。
田舎のいいとこだけを描くものも少なくないからなんか嬉しかったな。
誰かと関わると良くも悪くもどんどん思い通りにいかなくなる。
キツく言えるほど嫌ではなくて、でもやっぱ嫌で。我慢して我慢してやっぱ無理ですさようならってたくさんの人とお別れしてきたから、キャリーケースを持って渡り歩く鈴子が私の心の景色みたいで寂しくなった。
拓也あ〜〜〜逃げていいんだよ!!!お前の世界は教室だけじゃないんだ!!逃げんと無理して傷ついた心は10年経っても治らないんだぞ!!(ソースは俺)せめて中学は学力にあった治安の良いとこに行ってくれ…
逃げる姉ちゃんと逃げない拓也。
どっちが良いとか悪いとかを言ってこない感じがうるさくなくて好きです。
最後も好きです。良かった